Eufy X9 ProとRoborock S8、同じ部屋で4ヶ月使い比べた結論
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Anker Eufy RoboVac X9 ProとRoborock S8を同じ部屋で各2ヶ月ずつ使い比べ。水拭き性能・障害物回避・アプリの違いを正直に言い切る比較レビュー。
Roborock S8を買え。ただし「価格差を気にするならX9 Proも悪くない」という結論で終わらせる気はない。使った人間として、はっきり差がある部分とそうでない部分を言い切る。
同じ部屋で各2ヶ月ずつ使い込んだ経緯
床はフローリングが中心で、残りがラグと畳。家具の脚が細いダイニングチェア4脚と、ソファ下に約12cmの隙間がある。ロボット掃除機の性能差が出やすい環境だと思っている。
2024年秋にEufy RoboVac X9 Proを購入。定価5万円台で、当時「デュアル回転モップ+加圧水拭き」という触れ込みに食いついた。2ヶ月使い切ったあと、Roborock S8に乗り換えて同じくらい使い込んだ。比較のために間取りも家具の配置も変えていない。どちらも同じ条件で走らせている。
実際に使ってわかったこと
水拭き性能:ここで差がつく
X9 Proの「デュアルスピニングモップ」は、最初の1週間は感動した。回転モップがフローリングを加圧しながら拭くので、コーヒーの輪ジミが薄くなるのがわかる。ただし、2週間後には効果が頭打ちになった。モップパッドの素材がへたるのが早く、交換頻度は月1枚ペースが現実的。パッド代がじわじわかかる。
Roborock S8の水拭きは「振動モップ(VibraRise)」方式で、上下振動が3000回/分。こちらも単体で見れば十分すぎる性能だが、カーペット検知で自動的にモップを持ち上げる機能がX9 Proより精度が高い。X9 Proはラグの端で検知が遅れて濡れた跡を残すことが2ヶ月で3回あった。S8では同じ箇所でそれが1回も起きていない。
水拭き「強さ」だけならX9 Proが上。でも「安定して使い続けられるか」だとS8に軍配が上がる。
障害物回避:これが一番差が出た
X9 ProはAI障害物回避「AI.See」を搭載。充電ケーブル、靴下、ペットボトルキャップなどを認識してよける。実際、靴下1枚で試したところ、8割の確率でよけた。残り2割は踏んで止まる。許容範囲内。
Roborock S8はReactive AI搭載。同じ靴下テストで回避率はほぼ同等。ただし電源ケーブルの識別がS8の方が上だった。X9 Proはやや太めのケーブルを2回巻き込んだ(うち1回は停止エラー)。S8では同じケーブルを巻き込んだことがない。
ダイニングチェアの細い脚については両機とも苦手。X9 Proは脚に接触してから方向転換、S8は接触直前で止まって迂回する動きをする。細かい差だが、脚に傷をつけたくない人間には地味に重要だ。
アプリの差:使い続けると差が開く
Eufy HomeアプリとRoborock公式アプリを4ヶ月使い比べた感想を率直に言う。Eufyのアプリは「丁寧だが遅い」。マッピングの更新に時間がかかり、エリア指定のレスポンスがワンテンポ遅い。機能自体は揃っているが、触るたびにサクサクさを感じない。
Roborock公式アプリは動作が速く、マップ編集が直感的。仮想壁の設定、エリアごとの水量・吸引力の個別設定がUI上でわかりやすく配置されている。畳の部屋だけ水拭きオフ・吸引力マックスに設定するのに、Eufyは3タップかかるところがRoborockは1タップで済む。地味だが毎日使うものなのでこの差は積み重なる。
競合・代替品との比較
| 項目 | Eufy X9 Pro | Roborock S8 | |---|---|---|| | 実売価格(2025年現在) | 約55,000円 | 約65,000円 | | 水拭き方式 | デュアル回転モップ | 振動モップ(VibraRise) | | カーペット検知精度 | △(遅れる場合あり) | ◎(精度高い) | | 障害物回避 | ○ | ◎(ケーブル類が得意) | | アプリUX | △(機能はある、重い) | ◎(速い・直感的) | | モップパッド交換頻度 | 月1枚程度 | 1〜2ヶ月に1枚 | | ステーション(自動洗浄) | 別売モデルあり | 上位モデルで対応 |
Dreame L20 Ultraも候補に入る価格帯だが、こちらは8万円超。本記事のレンジではない。5〜7万円帯でどちらを選ぶかという話に絞っている。
結論。「こういう人はS8」「こういう人はX9 Pro」
Roborock S8を選ぶべき人
- 電源ケーブルや細い障害物が床に散らかりがちな家
- アプリを頻繁に触ってエリア設定を細かく管理したい人
- ラグやカーペットが部屋に複数あって、水拭きとの境界が多い間取り
- 「2年・3年と使い続ける」前提でランニングコストも含めて考えられる人
Eufy X9 Proで十分な人
- フローリングのみ、カーペットがほぼない部屋
- 「水拭きの押し付け力」を最優先にしたい人(頑固な汚れが多いキッチン周辺など)
- 予算を1万円でも抑えたい人で、アプリのレスポンスをそこまで気にしない人
俺の結論を一言で言うなら、「迷ったらS8」。価格差1万円を惜しむくらいなら、毎日使う機械の精度とアプリのストレスの積み重ねを優先したほうがいい。X9 Proが悪い製品だとは思わない。ただS8のほうが「毎日任せておける安心感」が一段上だった。
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